週末からどうにか立ち直るか

昨日は国立でid:shintakさんにあるようにネオリベの研究会。テクストが(re)distribution of wealthについて触れるごとにアメリカの話でもupper middleという語を頻用するのが予習をしていてもまずは印象的であった。たぶんlower middleあるいはworking classの上くらいまでをmiddle classes at largeに再編成していくプロセスが従来型のliberalismの一つの政策上の特徴であるとすれば、グローバルな水準でeconomic growthが右肩上がりどころかそのポテンシャルが明らかに枯渇していくなかで(その意味でやはり70年代は重要なメルクマールなのだろう)限られたpieのいいとこ取りをふたたび独占的に搾取する階級としてのupper middleに優しい政策を陰に陽に選択するのがneoliberalismの重要な定義となるわけで、そんな風に考えると「成長」による「景気回復」でpieの拡大を主張する「国民政党」としての自民党の将来はやはりないのであるなあ、とか当たり前のことを思ったりも。彼らがいう「保守」の含意の最たるものはこの点にあるわけで。「人生いろいろ」とか「格差のどこが悪いのか」と国会答弁でうそぶいた奴がほんとうに自民党をぶっ壊したのであって、少なくとも小選挙区制によって将来に期待される二大政党にこのような自民党はないだろうとかも。中国で5億くらいの人間が携帯をもってハイブリッドの車に乗るようになっても、この趨勢には大した違いはないのだろう。しかしこんな当たり前のことをいっていても仕方がないよなあ。翌日の土曜日は各種の残務処理とか、子供の学童のイヴェントの手伝いとか。本日日曜日も各種残務処理とか。そういえば子供が来週の月曜日に「ジュニア」の試合に出るそうで、子供ははしゃいでいるが、父親としてはチームの人材払底ぶりに監督に同情するというか。しかし来週土曜はオープン・キャンパスのお仕事で試合を見られない。