2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

授業開始時期

いま学内で授業開始時期について複数の議論がメールで流れている。最終的な意思決定がもうすぐのようだが。私の意見は少なくとも1月は遅らせるべきだと思う。危機管理というイヤな言葉があるが、最悪の事態を考えてという意味で。原発の報道に関しても、今日…

金八メール

昨日は卒業式の代わりで卒業証書を事務的に渡すことになったので、こういう場合の必須アイテムとして吉祥寺へ。夥しく写真撮影。思わず「グラドルみたいに前傾姿勢になろうか?」とか「撮影はいちおう事務所通してくれないと困るんだよね」とかいつものよう…

The Criterion

イギリス「戦間期」研究の第1級の資料として購入を考えていたこの雑誌の一揃い18巻を現実に購入し、研究室に届いた現物を眺めてみる。前任の都立大学の人文学部の書庫にはあったので時々参照はしていたが。Eliotの同時代への目配りというかその独特のeditors…

ネット断絶

今朝になって突然にネットが繋がらない。KDDI光にしてからトラブルが多い。地震の影響かどうかは不明だそうで、対応に数日かかるそうで閉口する。固定電話も使用不能。まあ、勉強しなさいということか。Iphoneがあるのでメールはチェックできる。追記:なぜ…

日常の回復

妻子が家にいて(妻はwork at homeで子は給食もなく昼過ぎに帰る)家事などをしながらその合間にネットなりテレビなどで日々の報道に接しているよりも、終日一人になって仕事をしている方が職業的な日常を確保できる感じである(家事の量は激減するし)。デ…

独り身@横浜

当初の予定通りに妻子が実家の熊本に帰った(それを帰熊と称する)のでここ数日は独り身になる。災害があるときはこの方が気が楽な気もするが、毎日あの報道に接して一人で暮らしているのも鬱だろうなあとも思う。先日帰宅難民@吉祥寺の際に同じく研究室に…

非被災者的PTSD

表題のようなことがあるらしい。という次第でなるべくテレビの画面を観ないように今日からしている。勉強のほうもどうにか手につきはじめてきた。マーストリヒトでのペイパーの論文化のためのデリダのマルクス論、それと平行して来年度の三田の英文学演習の…

人心の荒廃

未曾有の災害を契機に紋切り型として生産されるだろうことが十分に予想できる「日本人」の「人心の荒廃」云々という言説についていえば、そういった言説を始終垂れ流しがちな連中――都知事とか新聞記者など――の精神こそが甚だしく倫理的に荒廃していることが…

歴人@国立

日曜日は同僚のイギリス女性史の専門家である竹内敬子先生がご発表なので久しぶりに歴人@国立へ。余震がどうなるかわからない中で帰宅難民も覚悟といえば大袈裟か。もし月曜なら延期という可能性も高かったろう。歴史家として70年代以降のジェンダー研究を…

やはり大震災であった

結局研究室泊。昨夜のエントリーを見直してみると「旋律に値する」(訂正済み)などという記述があり、やはりわが脳も動揺していたのか。これが真に大地震、否むしろ、大震災であったことは、ToddなりJulietなり海外の友人から心配メールが届くことからも知…

帰宅難民

夕刻の組合団交のため昼過ぎから研究室でデリダ本を読んでいると睡魔ともめまいともつかぬ脳がゆらゆらとする感覚。しかし次の瞬間それが横揺れの地震と知る。瞬時に宮城か?と思うが存外近い感覚もあるので茨城沖か?と直感するが、実際は両者結びついての…

マルクスの亡霊たち

マーストリヒトの活字化のために時間がようやく取れつつあるなか、デリダの件のテクストを読み継ぐ日常。「革命の名のもとに、二重のバリケード」に差し掛かるあたりから、頭の中で少々火花が本格的に飛び出してくる。デリダのいう共謀=厄払い〔conjuration…

わが脳は死するか

先週の教授会などで内職しながらほぼ読了した次の本の内容がなかなか頭に入らない。非常に重要な設問をしている本だけに歯がゆい:民主主義は、いま? 不可能な問いへの8つの思想的介入作者: ジョルジョ・アガンベン,アラン・バディウ,ダニエル・ベンサイー…

閑話休題

意味不明のタイトルですが、ようやくどうにか本来の仕事に集中できつつある感じに。しかし先日の6日は急に発熱し終日蟄居。『レイモンド・ウィリアムズ研究』の合評会を欠席。残念至極。この点に関してはid:shintakさんにすでに詳しい情報が。やはり「経験…

イヴェント@吉祥寺

吉祥寺でのイヴェントのお知らせです。とても刺激的なお話です。ぜひアポなしでご来場ください。「越川芳明氏講演会ーーキューバの「黒い離散」の文学——ニコラス・ギジェンの詩」成蹊大学アジア太平洋研究センター・共同研究プロジェクト(環太平洋とポストコ…

お知らせ

レイモンド・ウィリアムズ研究会日時: 2011年3月6日(日)15:00〜合評会『レイモンド・ウィリアムズ研究』第二号会場: 関西学院大学丸の内キャンパス・テレビ会議室*会場は、JR東京駅八重洲北口より徒歩数分です。*なお、当日は日曜日のた…

業務もそろそろ終了

人生最悪だったかもしれない2010年(度)の業務も終了しつつある。明日の今年度最後の教授会でしばらくは業務から放免のはず。約2週間はマーストリヒトでのペイパーの論文化に専念しよう。来年度からもさらに忙しくなる模様だが、それゆえにほとんど自殺行…