2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

フロイトに公正であること

出版関係の作業をしていると文章の推敲以外に厄介なことがあって、以前引用したデリダのフーコー論「フロイトに公正であること」は『批評空間』に掲載されたものだったのだが、それが青土社の単行本に採録されたので、頁数を修正しなければならず、また訳文…

旧稿の推敲

タイトルの通りの仕事を日夜始めることになったのだが、担当の編集の方の適格な指摘のおかげで自身の文章上の悪癖が数々浮き彫りに。その中にはダッシュの多用が。これは自覚しており、また戦略的な意図をもって使用してきたつもりなのだが、そのダッシュが…

Macに改宗する

昨日の学科会議、教授会で後期のアドミニが再開。ある他学科との交渉事が前期のアドミニの最大の懸案事項であったのだが、少し自慢するとまったく予想通りの展開になる。ベトナム戦争@赤坂での従軍経験の賜物であるなあ。けっこう政治家的な才能があるのか…

帰国直後卒論発表会

という次第で、帰国翌日に吉祥寺で卒論発表会。午後1時から6時まで8人のプレゼンにコメント。かなり良さそうな感じである。これから飲み会だそうだが、その前に研究室でこのエントリー。Freud Museumでの自分へのお土産を研究室の机の上に:明日、明後日と会…

作戦終了

リサーチ最終日の昨日は午後2時くらいまでBL、その後はFreud Museumへ。BLからHampsteadまで歩き、そこから戻る感じでMuseumまで歩くとかなりの運動に。この辺は以前住んでいたところで懐かしい。この日はなかなか湿気があって蒸し暑くあってきた。途中に通…

BLにて

昨日に引き続きBLで書き物系の仕事。メモの打ち込みとかそれに触発されたアイディアの文章化はほとんど済んだので、今日は朝から日本で少々書きあぐねていたロンドンでのResearch projectをほとんど完成させてしまう。すでにトッドはreferenceを送ってくれて…

なんと

Institute of Psychoanalysisでの昨日のリサーチではA.A.BrillとErnest Jonesの往復書簡を1940年代まで読んできたが、格別の収穫はなし。まあBrillというのは、フロイトの最初の英訳者ということで歴史に名を刻む人ではあるが、その翻訳がその後の厳密かつ高…

アーカイヴ的な手応えが若干

リサーチ2日め。今日もMaida ValeのInstitute of Psychoanalysisの図書館へ。BLでかなり読んだJames Strachey関連の手紙がかなりの収穫か。というか読んでいるBoxはErnest Jones関連のもので、その中のStracheyとのやり取りが興味深い。イギリスで最初にフ…

ロンドンは11月の気候

4日にロンドン着。5日からロンドンでリサーチ。Institute of PsychoanalysisはRussell Squareから地下鉄を乗り換えて30分ほど。先週希望するアーカイヴを知らせたメールに返事が来ないまま不安を抱えて来たらその不安が的中。若い女の子系のアーカイヴィ…

成田にて

ロンドンでのリサーチのために成田に到着。新装備のMacBookAirを使用してこのエントリー。出発直前にアドミニ関連で少々トラブルが生じたが、まあ大丈夫だろうか。ほとんど無意味なエントリーですが行ってきます(帰りの便が9.11に空を飛んでいるので少…

ロンドン出張

では、4日から11日までロンドン出張に行ってきます。今回はマック・ブック・エア持参なので、この新兵器でメールなどの対応ができると思います。今日になっていきなりアドミニ関係のトラブルが生じたが、どうにか処理できる模様。向こうにいる間しばらくはこ…

ラカン研究

かなり前にある原稿を投稿をした『I・R・S・――ジャック・ラカン研究』第8号が出て手元に届く。協会のHPに目次などはアップされていないようだ。以前駒場でやった講演で聞き逃したものが3本活字化されているのでありがたい。たとえば:アラン・ジュラン…