対象a

3限の2年生のゼミでけっこう精神分析の基礎理論をがっちりやっていてその前期末試験をやった帰りに前を歩いている学生が「対象aってけっこうヤバくない?」と言っていたのを目撃してある種の感慨を抱く。ほんとうにそこら辺を歩いているフツーの女の子系の学生だったのでなおさら。

ハードな1日のあと大学の前の吉祥寺で1番という噂のイタリンアンで前期の打ち上げ。噂に違わずかなり旨い。かなり強引な調理というかイタリアでお目にかかるような味だった。

追記:そういえば先日同僚から吉祥寺の学生が道を歩きながらバトラーとかセジウィックの話を熱心に話しているのを目撃したという話を聞いたが、たしかにバトラーやセジウィックの「理論」が「人生」に直接に関わってくるのは、存外「本業」の方々よりもそれこそそこらへんの道を歩いてる女の子なのかもしれないと、これも感慨しばし。まあこの辺に中堅私大の英文科で講義をするやりがいがあるのだろうか(しかし吉祥寺の大学、なんだか変な感じになってきて南大沢的な既視感が妙に漂ってきたのは不気味だ)。