ラカン研究

かなり前にある原稿を投稿をした『I・R・S・――ジャック・ラカン研究』第8号が出て手元に届く。協会のHPに目次などはアップされていないようだ。以前駒場でやった講演で聞き逃したものが3本活字化されているのでありがたい。たとえば:

アラン・ジュランヴィル「資本主義を讃えて――ラカン以後に構想しうる資本主義について」[藤岡俊博訳];「現代哲学の根本的な矛盾とその体現者カール・シュミット」[棚瀬宏平訳];「現代思想の矛盾に対する解決策としての無意識」[棚瀬宏平訳]

最初の論文などは、この前の国立方面の紀要の合評会の際にふと思った問題とどの程度リンクしているのか楽しみである。ロンドンのリサーチの空き時間とか飛行機のなかで読もうか。

そういえば今回のロンドン行きは9・11に自分の飛行機が飛んでいることにふと気づき、いささかビビっている。