週末のいろいろ
金曜5時限のゼミの『ドラキュラ』は原文で3パラグラフを、ポストコロニアル、精神分析、古典的なイメージ分析そのほかの読解テクを動員して精読。学生の食いつきは悪くない。こんな感じであと数回を精読に費やしたあとは、武藤本と丹治本で文化研究の醍醐味を味わってもらいたい。あといまさらながら次の本の詳細な注釈のお世話に大いになる:
- 作者: ブラムストーカー,Bram Stoker,新妻昭彦,丹治愛
- 出版社/メーカー: 水声社
- 発売日: 2000/04/01
- メディア: 単行本
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学期の最後のほうに次の本の一部でも解説できないだろうか:
- 作者: フランコモレッティ,Franco Moretti,植松みどり,北代美和子,林完枝,河内恵子,橋本順一,本橋哲也
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 1992/07
- メディア: 単行本
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ともかく文学=文化研究の面白さを分かってもらいたい。ゼミのMLなどの仕事も学生が引き受けてくれる。これで連絡も能率的になるだろう。
MacCannell教授のワークショップのためにさらなる資金獲得のために学内の学会の資金についての可能性について、研究室がお隣の学部長に金曜の夕刻にご相談したら、講師料ぐらいは出る模様。すでにある分と合算すればまあまあの額になるのではないだろうか。すでにある分では講師料としてはやはり十分でないが、これでまあまあということ。雑費はまあ個人研究費でになるか。ことの成り行きからいって仕方あるまい。複数の学会の共催という形にするべく関連の会議で相談しなくてはならない。学部長と相談していたら、学内の学会の資金援助に関する内規が未整備なのでその辺の加筆というか整備を依頼される。新学部長が多忙を極めていらっしゃるのは承知しているので、快諾する(ものの「こういうの苦手なのですが」と申し上げると「文学部の教員で得意な人はいませんから」と軽くいなされる)。連休明けまでにどうにか。