文化(史)における精神分析

根本的に間主観(体)的intersubjectiveな関係性(そのもっとも特権的なものは母子関係である)における/よる主体の形成――これがイギリスの対象関係論のみならず精神分析のbasic tenetであることは自明であるのだけれども、それに加えてこの間主観的な母子関係に関してno baby is an island, but always forms part of a nursing coupleとラジオを通じて英国民に語ったのがまさに戦後の福祉国家体制における「母」を支える「小児科医」Winnicottであったのだが、他方でWinnicott的主体におけるincommunicado core=the isolateとはナンシーがヘーゲルにことよせて次のように論じる「絶対的否定性」と等価であるのだ――<否定的なものとは、いかなる有限性(もっとも、あらゆる存在は有限である)もその規定性を即自的に超過しているということを肯定する限りで、無−限〔in-fini〕の無というこの接頭辞のことである>(29頁)。

追記:ま、ま、まずい。BSの『天国の階段』、また勉強もせずに淫してしまった・・・。しかし、このシリーズのチェ・ジウ、きれいだなああ: