わりと静かな滑り出し
そういう次第で正月も深酒することなく淡々と仕事をする感じで隠忍自重という今年の目標に相応しい出だしである(しかし昨日は子供の学童がなかったのでまた半日野球三昧で久しぶりにバッティングセンターに付き合ったらいささかの筋肉痛である)。9日の件は明日三田の図書館で必要な資料を確認してから読み原稿を書くという感じで、本日は金曜のゼミ@吉祥寺でレクチャーをするために次の本を自宅で読んだり散歩したりとか:
フランケンシュタイン・コンプレックス―人間は、いつ怪物になるのか
- 作者: 小野俊太郎
- 出版社/メーカー: 青草書房
- 発売日: 2009/11
- メディア: 単行本
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著者ご自身も非常勤でご出講くださり学生の間で絶大な人気がある。出版時期からいってゼミ後期の指定図書にできなかったのは残念である。『フランケンシュタイン』に関しては学部レヴェルの読解に必要な視点はあらかた示せているかのような気がしていたが、この本の情報量に接してまだまだ足りないことをしる。今週はこの本に準拠し、来週の最終日では以下の本をネタにレクチャーをするか:
- 作者: フランコモレッティ,Franco Moretti,植松みどり,北代美和子,林完枝,河内恵子,橋本順一,本橋哲也
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 1992/07
- メディア: 単行本
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中堅私大の英文科で学部のゼミをいかにattractiveかつactualにかつ知的水準を高度に保ちながら成立させるのか、なかなか骨が折れる。
東日本独特の冬の晴天と低い陽は実に静かであるなあ。