知的な活性化

日曜日は茗荷谷方面のT先生のお宅にお呼ばれ。T先生が在外でいらしたバークレーから若手バリバリの研究者が来日したのでその方を囲む会。国立方面のMさん、U先生などとご一緒。incredibly perfect hospitalityとでもいうべき途方ないご馳走。竜宮城のようだった。初夏の季節感が溢れていた。会話しながらつくづく感じたのは、本邦の英文学研究の(再)制度化とでもいうべき現状。日本の学界はやはり保守的だなあ。このバークレーの先生はカリフォリニアの浅田彰ともときに呼ばれているそうでなんでもご存知で凄い。バーバラ・ジョンソンがその死の直前にウィニコットについての文章を書いていたなんてことを教えてもらった。またメアリ・ジャコウブスがケンブリッジをじきに引退するなんて知らなかった。次の在外、ケンブリッジを考えていたけれどもすこし気持ちが変わってきた。いっそカリフォルニアかSUNYにするか、みたいな気持ちもいささか。この先生の講演が月曜日にあるが小生はあいにく授業でいけない。関心がある方は小生までご一報ください。この夕刻の会話でだいぶ脳が活性化してきた。

追記:国立方面から論文の抜き刷りが届いたが、なんと宛名が「藤原不比等」になっている(笑)。