精神分析と人文学・詳報

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精神分析と人文科学」共同セミナー
Date: 2010年7月29日(木)17:00-18:30 Place: 東京大学駒場キャンパス101号館2階研修室

講演者
チャールズ・シェパードソン(ニューヨーク州立大学オールバーニー校教授)
リャオ・チャオヤン(国立台湾大学教授)

ディスカッサント:遠藤不比人(成蹊大学),中山徹一橋大学
司会:原和之(UTCP)

使用言語:英語
入場無料・事前登録不要

講演者プロフィール
チャールズ・シェパードソン(Charles Shepherdson)。ニューヨーク州立大学オールバニー校英語学部教授。精神分析・現代フランス思想の読解に基づいて、ギリシア悲劇から現代文学までを射程に収めた多彩な文学論を生み出しつつ、アメリ精神分析協会会員として哲学的な理論と臨床的な実践とを架橋する作業もあわせて行っている。
主著『ヴァイタル・サインズ 自然・文化・精神分析』(Vital Signs: Nature, Culture,Psychoanalysis, Routledge, 2000)では、トランスセクシャリティ、拒食症、母性といった多様なトピックを通じて、自然/文化の対立を超えた精神分析の新たな可能性を提示した。そのほかLacan and the Limits of Language, Fordham University Press, 2007など、著作・論文多数。

廖朝陽(Chao-Yang Liao)。国立台湾大学外国語文学部教授。仏教思想、中国古典小説、批評理論、精神分析、映画論、翻訳論、カルチュラル・スタディーズなど、広範な領域にわたる研究活動と平行して、ポストコロニアル状況における社会・政治的な問題についても積極的な発言を行っている。
邦訳のある論文として、台湾ニューシネマの旗手の一人・王童の作品を論じた「土地経験と民族空間 『無言の丘』論」(松本さち子訳)、呉密察・黄英哲・垂水千恵(編)『記憶する台湾』(東京大学出版会、2005年)所収がある。そのほか、"Translatability and Cultural Difference: Toward an Ethics of 'Real' Translation", Concentric: Literary and Cultural Studies, 31.2, 2005, "Politicizing Cognition: Antigone, Yogacara, and the Politics of Not One Less", Concentric: Literary and Cultural Studies 35.2, 2009など論文多数。

http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2010/07/shepherdson_and_chaoyang_semin/

中山さんはファシズム精神分析、わたしはオランダ方面作戦の序章という感じで『革命と反復』論、というような感じになるでしょうか。