金八メール

昨日は卒業式の代わりで卒業証書を事務的に渡すことになったので、こういう場合の必須アイテムとして吉祥寺へ。夥しく写真撮影。思わず「グラドルみたいに前傾姿勢になろうか?」とか「撮影はいちおう事務所通してくれないと困るんだよね」とかいつものようなギャグを飛ばしていたら、学生のほうもこのセンセイは相変わらずだよね、みたいな苦笑。昼すぎからこういう場合に学生が選ぶ以下の店で吉祥寺名物のスペアリブとかワインとか:

http://r.gnavi.co.jp/g577601/

そういえばこの学年の方々5名ほど、3年のときに学科のプレイスメント・テスト関連のバイトをお願いし、朝8時集合で午後2時までというような労働なのに、バイト代も多くなく弁当もなしみたいな待遇だったので、気の毒になり「昼食をごちそうするから普段行きたいけれども自分たちではちょっと行けないようなところでもいいよ」とか言ってしまい、たとえば「サバティーニ!」とか言われたらどうしようかとちょっと戦々恐々していたら(サバティーニは吉祥寺にはないか)この店をかなり喜んで予約していたので、まあ年齢を考えるとそんな感じかとも思ったり(そういえばあるグルメ番組でここを取材していた某女子アナがスペアリブを感動して頬張っていた)。

この学年は就活も歴史的に過酷で(というかこれは資本主義的暴挙であって、そういえば英文科の必須科目でジジェクの近著についても話したら、みんな熱心に聞いていたよなあ、そんな学年で英文科がこんなに面白いとは意外だったみたいなメールが今日も来たりしたが、たしかにセジウィックもバトラーもサイード対象aも基本は抑えている学年ではあるわけだ)おまけに卒業式も中止で、かわいそうになってきたので、帰宅後深夜近くにゼミのMLで「金八メール」を流し、こういった場合のお約束の感傷的な空気をやはり必須アイテムとして演出する(まあ実際によく飲みよく歌った学年であったし、卒論もなかなか力作ぞろいでもあったので演出というよりはマジな内容であったけれども)。

ぜんぜん話はかわるけれども、最近自宅で「春キャベツのパスタ」を試みに作ってみたら信じられないくらいにわれながら美味しくて、なんだか自分の才能が怖くなってきた。