トラブルの一部は解決

ここしばらくここで公表するのは憚られるものも含んでトラブルがウソのように重なっていささか参っていたのだが、少なくとも2つは解決したよう。ひとつはBBC問題。結局は2つあるantenna plugのもうひとつにcableをつなげばよかっただけだった。ただし新しいケーブルの付属品が無いとこのプラグにはつながらなかったわけだが。ということで今朝はBreakfast Newsをずっと視てみる。小生の英語耳はかなり軟弱だが、まあ当たり前だが、この番組のニュース、ゲストとの少々くだけた会話、特集のような取材記事、天気予報等々などはほぼfollowできるわけだが、たとえば警官のworking classのアクセントはちょっと聞きづらいなどという軟弱さなので、いざというときのサバイバルには少々という感じである。まあ数年住んで毎日いろんなひとと話しているとじきに慣れるのだろうけれども。なのでロンドンにフラットを買って年の半分は住むなどという妄想も、Ted先生くらいの英語力でないと無理かもしれない。でもこの妄想は続く。妄想ってずっと妄想しているとけっこう実現するもんだからなあ。少なくとも6、7、8、9月の東京(というか横浜)から避難する場所はどこかに確保しないといけないだろう。まあ退職後に健康であることが前提だが。

ちょっと関係ない話だが、こっちの料理番組を見ているとけっこうおいしそうだし、かなりセンスよい感じ。イギリス人は味盲とかいって日本人は馬鹿にして、日本人は繊細な味覚をもっているなどという神話があるが、小生これをぜんぜん信用していない。だってあの野蛮なるラーメンなるものに行列ができて、吉野家の牛丼が食べられなくなることが国民的な話題になる国なのだからねえ。とくにラーメンの蘊蓄をがあって情熱がある連中の味覚って、たぶん小学生なみなど思う...などと書くと、ブログ炎上になる可能性があるが(まあいざとなればコメント機能を停止すれば済むけれども)。あと日本人の大好きなカレーだって、日本のカレーって原則的にロンドンのインド料理と比べると悲惨だし。ちょっと関係ある話をすれば、昔、石川淳安部公房が対談していてこの種の日本神話をバカにしていたが、そのひとつが「日本は四季が豊かな国である」で、これはとんでもないと満州引き揚げ組の安部公房が怒っていた。満州の極寒の冬ゆえの鮮烈なる春の訪れ、灼熱の夏ゆえに刹那的な悲しさに満ちた短過ぎる秋、を経験した安倍にとって日本の四季などなんのメリハリも無い児戯に類したものである!という話で、確かに。まあこの種の複数の日本(人)神話がいまの国家的な凋落を招いたのだろうけれど。しばりょうたろう(字をわすれた)の罪はかなり深いのではないか。

あ、トラブルの話に戻ると、もうひとつはskin trouble。どうもイギリスの水と石けんには合わないらしく、10年前もかなりのことになったが、身体の数カ所がほとんど堪え難くなってきたので、ちょっと大きめの薬屋に行って症状を説明して副腎皮質系の薬を買う。1日で卓効がある。これが副腎皮質の良いところ/怖いところだが、まあこの際仕方ない。

今日も朝から雨。報道でも五輪への影響が心配されている。最初の1週間はこの天気だそう。なんでもいつもはスコットランド北部を通っているjet streamイングランド南部を通っているそうで、大西洋でできる低気圧がことごとくロンドンに運ばれてくるみたい。で、今年の夏はロンドンはスコットランド北部の天気で、逆にスコットランドとかがdry and bright weatherという次第。よくこっちの天気予報でdisappointingという単語を使うがまさに。

でも朝からBLで日本関係の仕事。2つのうちの1つはほぼ終了か。まだまだいくつか残っているので困ったものだ。モントリオール方面作戦の原稿が早めに無事にできた脱力感でどうもノリが悪い。今晩辺りから読みの練習とか想定問答とかをしないといけない。現地には月曜の夜に到着、火はパネルの打ち合わせ、水からはじまり、小生らは木に登壇、学会は日曜まで続くようだが、小生は金曜日に経って土曜日にはロンドン。日曜から約3週間のsummer holidaysでこのブログはお休み。しかしその間もまったく仕事しないわけにはいかないだろうなあ。