秋日和の中の休日

ロンドンの土曜日の夕刻は雷雨となり荒れ模様。BLが17:00閉館なのでその後は自宅にてささやかな夕食。作り置きの鶏と野菜の煮物とご飯。晩酌はせずに。晩は勉強をせずにプレミア・リーグなどをBBC1で。やはりKagawaの勇姿はうれしい。特に身長が小生程度のこの人の活躍はそれだけにうれしい、みたいなこともある。夜は眠れずに寝酒がすぎてしまう。

日曜日は一転して爽やかな秋日和。Tateで1930年代から1970年代のロンドンを外国人の写真家が撮影した映像展 (Another London) をやっていたので出かける。経済的な凋落が甚だしいこの期間のロンドンにおける特に労働者階級(失業者を含む)と階級的他者(とくにアフリカ系)の表象に関心が向く。後者については、他者の自伝さんからexpertな解説をしてもらい勉強になる。もし田舎者の英文学さんがその場にいらっしゃれば、前者について含蓄のある解説があったであろう。ランチはUCL近くのタイ料理。ボスのSonuさんの紹介で来たところ。authenticで少々辛いが美味。他者の自伝さんも気に入ってくださったみたいで安堵。

本日月曜日は「さあ、今週も仕事するぞ!」と勇躍BLに出勤すると、Bank Holidayでお休み。仕方なく自宅フラットで仕事。月末が締め切りの職場の論集への修正原稿の仕事。書式の微調整と文章の最小限度の推敲。あとEdward Albeeの家父長制批判を論じながら彼のミソジニーに寡黙なのはだめなので1文を追加したり。その仕事を終えて送信。

しかし最近のBLは同業者がかなりいてあたかも「日本英文学会倫敦支部」のようだ。シムポくらいはできる感じ。日本語でやったりして(笑)。