中間地点

昨日はBLで仕事の後で、N井さん@国立、Y野さん@国立、ケント大学のBenさん(っていうとなんだか日本語で「勉(ツトム)」という名前のひとをベンさんと呼んでいるみたいだ)とパートナーのN井さんとお食事会。場所は小生のフラットのあるBrunswick Centreのイタリアン。一回来てみて80点以上くらいの感触があったのでここを予約した(みなさんgood enoughという評価みたいで安堵)。事前にベンさんのpaperを読んでいたので、それを話題に少々著者とおしゃべり。やはりガヤガヤしたなかで食事をしながらなのであまり濃密かつ精密なお話はできなかったが、論文を読んだイメージと合致した感じの方で、お話は面白かった。小生の印象では、国立のN山さんのイメージに近くていわゆる「草食系」の感じ。帰りにSt Pancrasの駅までお送りするときに歩きながらもお話したが、手稿を読む苦労などでなんだか盛り上がった。それはご単著に関する話題として:

Postcolonialism, Psychoanalysis and Burton: Power Play of Empire (Routledge Research in Postcolonial Literatures)

Postcolonialism, Psychoanalysis and Burton: Power Play of Empire (Routledge Research in Postcolonial Literatures)

人と一生懸命お話しすると(とくに英語だったりすると)また複数のプロジェクトを平行してやっていると、なんだか頭の悪い小学生がはじめて真面目に勉強したみたいに(ってよくわからない比喩だけれども)、知恵熱というかなんというか頭だけ興奮してあまり夜眠れず、しかたないので寝酒でウイスキーなどを飲むと飲み過ぎて、朝起きると二日酔い気味で(バカだなあ)今日のBL出勤は10:00をすぎる。土曜は17:00閉館なので、Wales方面作戦のためにRWの勉強に特化。あらためて読んでみるとRWのいわゆるhumanなる言葉の重みと含蓄を感じる。そうこうしていると同じhumanityのreading room@BLでお仕事をしているN井さんからメール、ご同僚のT村さん@国立の小生の本に関するご感想の転送が届く。大変面白く、鋭く、要所要所手厳しい批判もあり、深謝。ちょっとディフェンドしたい箇所もあるのでそのうちメールを差し上げないと。言社研のHPからT村さん個人のHPを拝見し、なんだかすごくユニークなお仕事ぶりで、直接お話したい衝動を覚える。N井さんがご紹介くださるそうなので、帰国後「メランコリー」を話題に一献@国立みたいな希望があったり。H野さん@研究社と同窓でいらっしゃるそうだ。

小生のロンドン方面作戦は、仕事の展開からいっても、終わってしまった時間から言っても(ああ、5ヶ月がもう終わる、ああ吉祥寺に帰りたくない...)、ちょうど中間地点だと思う。そんな折に日本からの親しい友人とか同業者とBLとかロンドンでいろいろお話しするのはなんだか頭とか気持ちの整理の上でも快適(別に日本をmissしているわけではぜんぜんないが)。10年前のロンドン作戦ではもっぱらもらったofficeでの仕事だったので日本からの同業者とはほとんど会わなかったよな、そういえば。officeに関してはSophieさんがなんだかとても気を使ってくれていて、とても感謝している(最近なんだか人の親切さが身にしみる、年のせいだろうか)。なにしろPsychoanalysis Unit@UCLは手狭で、ほとんど皆さんofficeをshareしている。小生はJuliet Mitchellとなんとofficeどころかdeskもshare(笑)。

ロンドンは昨日を境に秋の気配。