おっと欠勤@BL

ずっとクリアなヴィジョンがつかめずにとてもプレッシャーであったWales方面作戦であるが、きのうあたりからかなり見えてくるものがあり、長年の仕事の経験から読むべきペーパーのロジックとかレトリック、今後読むべきものなども視野にはいってきたものだから(RW的な師匠である田舎者の英文学さんからも許可が下りたし)、なんだか昨晩は安心して寝酒にJamesonなどのロックを飲みながらYouTubeでAKBの新曲などをチェックしていたら(帰国後にカラオケ的な浦島太郎になるわけにはいかない)、なんだか飲み過ぎて、また最近の睡眠不足からかどっと深い睡眠、そして寝坊というはめに。起きたらなんと13:00過ぎ。まだ二日酔いで頭が痛いので本日はBLは欠勤することに。RWについていま考えていることは、フロイトがらみなので(フロイトを通じてRWを読むと見えないものが、RWを通じてフロイトを読むと見えてくることを経験した)、もうすぐお会いすることがアレンジされているJuliet Mitchellとの話題としてもよいのではないだろうか。彼女がNLRにコミットしていたことを比較的最近知り、またJacqueline Roseのラカンの翻訳がここに掲載されていることも知ったりしたので、精神分析マルクス主義@ロンドンの当時、みたいな話を伺ってみようか。

ということで、日曜出勤@UCLあるいはofficeということにして、本日の罪悪感を解消しよう。最近のロンドンは東京でいえば10月末のような爽やかな晴天がつづく。しかしすぐに湿って暗い冬が来てしまうなあ。まあ仕事するにはそのほうがいいが。

先日はじめてお目にかかった奥様がロシア系ユダヤ人の同業者系(日本人)の方からメールが来て、日曜日にまた日本人会があるそうである。先日この奥様と色々お話をした。とくに精神分析にハマる人はユダヤ人になりたいという願望をもつみたいで、James Stracheyは晩年ほとんどフロイトと瓜二つになるし(ベルリンのJamesにAlixはJacob Stracheyと冗談で宛名を書いている)Ernest Jonesはユダヤ人と結婚することを熱望し、Anna Freudにはふられたが、最終的にはユダヤ系の女性と結婚したし、小生自身もPaul Simonに似ていると言われた時に「これでおれも日系ユダヤ人だ」とうれしく思ったみたいなことを申し上げた。