名古屋方面作戦無事終了

名古屋での講演をどうにか無事にこなす。原稿用紙でいえば40枚程度(16000字程度)を時間調整を気にしながらちょうど持ち時間の1時間ジャストという感じで要所要所補足説明をアドリブで入れながら読むという形。内容はロウズ的な「破綻の倫理」という点からエリオット、ウルフ、フロイトを読みながら「モダニズム精神分析」というテーマを単なる文学研究に終わらせずに「暴力」をめぐる「思想」的な可能性をも視野に入れる形でのお話。近代「理性」の暴力としての戦争、複数の意味で「死の欲動」の抑圧としての戦争というような主題も。将来書かれるべき自身のイントロの雛形(あきこではない)ができたという意味もあると思う。少々講演としては聞きつらいところもあったかと思うが非常に活発な反応を頂戴する。楽しんでいただいたようで安堵。講演のあと院生で狼協会の会員でもある学生さんとしばしインタヴュ。3月の例会@同志社でペイパーを読むとのこと。狼関係者の方々どうぞよろしくお願いいたします。小生もそういうことで3月には京都に参ります。講演のあとの懇親会ではこの会のオーガナイザーのTさん(都立英文系の方である)、I倉さんなどといろいろお話ができて大変よかった。Tさんは知的に繊細かつ豪快な方でどこかG氏@池袋のような感じがある(役所広司似というのがご自身の主張である)。ちなみにヴィジュアル的にはこのG氏とshintak先生がカブるという説も・・・。I倉さんは周知の業界きっての若手秀才であり、Lyndsey Stonebridgeのセミナーにかつてご出席とのこと。その点でも貴重な情報をたくさんいただく。英語系のスタッフのみなさんお互いに胸襟を開き和気藹々の感じで好感。しかし名古屋というところは食べ物が旨い!酒も旨い!ということでみなさんと深夜以上早朝未満まで宴&歌唱。前の晩ほとんど徹夜であった小生であるが、楽しくて疲労を感じない。しかし翌朝9時に起きるとやはり少々無理をしたかなあという感じが体の底に。風邪のかすかな気配も。じつは明治村に行って旧帝國ホテル本館などの建築を身に行こうかと予定していたが、自制する。今週半ばにある2月の風物詩作戦に支障をきたすわけにもいかないから。名古屋駅付近で「ひつまぶし」。いや昨日もいただいたが、旨い。東京で矢鱈なうな重など食えなくなるね。しばらくおみやげなどを買いながら構内をぶらぶらするが、さすが加藤あいを生んだ土地柄、美人が多いという印象。ということで名古屋方面作戦は無事終了。しばらくは翻訳に専心します。はい。

追記:北海道方面でアクシデントが。どうぞお大事に。これを機会に少々ゆっくりと充電ください。充電のない小生などカスカスですから。

追記2:そういえば2月風物詩関連で明日の夜は三鷹宿泊であった。明日は昼頃に自宅で用件がある。今日はDVDでも借りてきて酒でも飲みながらゆっくりするか、久しぶりに。