今年度もやはり同じような仕儀に

昨日は子供の小学校の入学式。それなりの感慨はあるものの親がこなすべき事務量にまずは圧倒される。あとは子供の安全確保のために地域が協力することの必要などを痛感(先日或る知人のイギリス人(ロンドン産)と世間話をしていたら小学生が集団といえども大人なしで通学するのは考えにくいといっていたが、この辺では最初のうちは子供の集団に大人がロウテイションで付き添う――小生のturnは10月)。桜が満開で絵に描いたような風景。子供の担任はいかにもベテランの先生でよかった。同じ保育園の悪友トモヤ君と同じクラスで席も至近距離・・・イヤな予感が・・・。最近子供に本格的なグローブを買ってやり軟式野球用のC球でキャッチボールの練習をしているが、飽きてくるととたんにおしゃべりになりプレイの質も落ちてくる。そうなると小生星一徹のように熱血シゴキ親父と化してしまう。先日など「君には失望した!」と言い放ち自宅前に1分ほど放置したが(やはり安全上長時間は無理)戻ってみると玄関前の階段に腰を下ろしてさめざめと涙を流している・・・その後姿を見ているとこんどは突如明子姉さんの心境に。やはり子供にものを教えるものではない。基本的には監督に任せよう。ただC球でのキャッチボールはだいたい形がついてきたが。

あしたからいよいよ授業開始だが、かなりの多忙な年になりそう。今年度はあまり論文執筆のご依頼はないだろうと予測していたがすでに今のところ4本から5本という感じに。羅漢協会で去年話した内容も活字化することになりそうだ。これではどうやら土日に子供とキャッチボールしている暇はない。しかし今年のメイン・イヴェントは10月のペンシルベニア遠征と11月のマックネル教授のワークショップになりそうだが、それと同時並行してというか前期のうちと夏休み中にそれぞれ全力を傾注しなくてはならない仕事があったりする。

今年の仕事を左右する本のひとつは間違いなく:

憂鬱な国/憂鬱な暴力 ― 精神分析的日本イデオロギー論 ―

憂鬱な国/憂鬱な暴力 ― 精神分析的日本イデオロギー論 ―

三島と保田のマジな精読。日本浪漫派の勉強もそろそろ本格的に。