この季節ばかりは

ここ一ヶ月と今後一ヶ月はほとんど土日がない生活。土日に各種学会の委員会あるいは研究会に出かけるごとに我ながらよく働くものだと呆れ返る次第。小生はかなり無理がきく方でこれまでかなり無茶なスケジュールをこなしてきたが、この季節だけは閉口。逆ナメクジ体質で湿気だけは本当に弱い。その代わり気温が下がり乾燥してくる晩秋から冬にかけては特に風邪も引かずにかなりのハードスケジュールをこなすことができる(まるでインフルエンザ・ウィルスみたいだ)。梅雨だけは本当に子供のころから苦手で、じつはそれはアレルギー体質ゆえのことであることは承知している。ということで疲労がかなり酷いものの、昨日は貴重な「研究日」なので7月4日の国立方面の読み原稿など。T・S・エリオットの「有機体」としての「伝統」の外傷性について。あるいはこの「有機体」の「生成」は周知のように「過去」を引用・反復することで可能になるが、その際にフロイトのいわゆる「事後性」とでもいうべき時間性がともない、過去はそのたびごとに「再外傷化」される必要がある。エリオットにおける「伝統」の外傷的な不可能性ということなど。今週は水曜は一日授業と諸会議で一日つぶれるが、木曜日はレガッタでお休み。この日に一気呵成に国立方面作戦の読み原稿を、というつもり。というのは金曜から日曜にかけて名古屋方面に(ロレンス協会だがとくにお仕事はなし。金曜に委員会にでてあとはオーディエンス)。進捗状態では名古屋のホテルで読み原稿を書く可能性も。ただ来週の月曜にはディスカッサントのN山さんに原稿を送らなければならないだろう。これが終わったら7月は翻訳に総攻撃をかけなければならない。8月は秋からの北米方面作戦の本格的な準備をしなくてはいけない。