ついに出た!同人誌

id:shintakさんの最新エントリーで宣伝されて表紙の画像が出ていますが、かつてから企画していた同人誌『レイモンド・ウィリアムズ研究』が発刊されました。タイトルは広義に解釈してください。基本的にはRWの批評言語に触発された21世紀型の「唯物論」的批評を目指す雑誌とご理解いただいてよいのでは、とか私は考えております。職場に届いているのでまだ手にしていないのですが、多くの方にお送りすることになるかと思います。参考までに目次をば:

レイモンド・ウィリアムズ研究 第1号

目  次

読むことと批評――創刊にあたって………………………川端 康雄( 1 )
【特集】 討議――批評的アクションをめぐって
………………清水 信臣/大貫 隆史/河野 真太郎
遠藤 不比人/鈴木 英明/川端 康雄( 3 )
【論文】
前衛の系譜学
――さまざまな分断を学び捨てること(Unlearning Various Divisions)
……………………………大貫 隆史/河野 真太郎( 37 )
隔たりの経験
――ポール・ド・マン『時間性の修辞学』における襞
………………………………………………鈴木 英明( 55 )
根源的否定性の唯物論を巡る覚書
――ジェフリー・メールマン『革命と反復』を再読する
……………………………………………遠藤 不比人( 75 )
レトリック・神話・インファンティア
――ウィリアム・エンプソン『牧歌の諸変奏』を読む
……………………………………………河野 真太郎( 91 )
演劇的近代(モダン)(2)
――Modern Tragedyと制約、全体性、そして不可避性の問題
……………………………………………大貫 隆史( 113 )
研究会記録 …………………………………………………………( 136 )


こうご期待!!

追記:最近いろいろと「英文科」はおろか「大学」を維持することの大変さに消耗する。特に中堅どころはね・・・大変だ。研究どころではない感じにもなっている(涙)。