雨の中の遠征

今日は朝から冷たい雨。子供はどうにか熱が下がり登校。小生は身動きができないのでカミさんが早めに帰宅することに。午前中知人のイギリス人と話していて、今日の天気はmiserableでEnglish winterを彷彿とするが時々missするみたいな話をするが、要するにお前の滞在が短いからそんなことをいえるみたいな話になる。イギリスでPhDをし数年の滞在に及んだ知人も必ずそう言うし。まあ確かにそうだろう。三田の演習ではヘミングウェイのテクストを読む前にTゼミの優秀な学生たちにイントロをお願いすると完璧にしてくれる。かなり訓練されたセンスある秀才たちである。ここがアメ文のメッカである感じを改めて納得。そのうちの一人がなんと妙蓮寺に住んでいるそうで。このゼミに出席の学生は少ないのでお礼にでも忘年会をしようとかいう話にも。その後いつものように山手線で移動して池袋で『美学イデオロギー』についての「文学講義」。池袋の学生たちも少数ながら反応が鋭い。こちらが面白いと思うことを面白いと思っている感じが伝わってくる(これがなによりも貴重でこの業界で精神が荒廃しないためにも重要なことかもしれぬ)。しかし12月は本務の仕事でなんとこちらは2回は休講しなくてはならぬ可能性が。2週連続で火曜の夕方の業務が。やはり非常勤はできないということか。帰宅後は親学会関連のメールやら各種キョーム関係の業務とか。それも一応終わってぼんやりNHKにしていると亀山郁夫氏が爆笑問題ドストエフスキーについてロシア料理屋で語っている。亀山氏、小生以上のペースでワインとかウォッカをきこしめしているご様子。さすが。佐藤優氏との対談でもウオッカ死ぬほど飲めなければロシアはわからぬという野蛮な議論を実に繊細にしていたなあ。軽薄だがロシア料理を無性に食いたくなるのと同時に『カラマーゾフ』の再読をしたくなる。小生文学的には早熟でこれは中3で高校入学直前の春休みに耽読して例によりアリョーシャにガツンとやられたくちである。まあ、中学・高校時代は精神も生活も荒れていたからね。少々大げさに言えば「文学」に「魂」を救われたという気もしなくはない。その後11:30からフジテレビのニュース。世間は滝クリがおりたことばかりを騒ぐが、小生としては断然後任の秋元優里である:http://wwwz.fujitv.co.jp/ana/akimoto/index.html(もっといい画像があるサイトはどうも怪しげなので公式なやつで)。久々の女子アナ・ネタで、どうもすいません。