冬の風物詩的な業務はもうひとやま

という次第でギョウムな日々。その合間に国立方面の校正など。ここ数年考えてきたことをいささかスッキリとまとめたもので、ある信頼すべき友人はそこを評価してくれたが、一方でもっと破綻を!というツッコミもあった代物。これは将来のイントロになるのでこんな感じか。しかし小生はお勉強に限らずに肝心のところで保身に走る悪癖があるなあ。校正しながら自身の表記の不統一がイヤになる。昨夜はギョーム上の理由で大学の取った三鷹のホテルに宿泊。ギョーム用の弁当だけでは胃袋はいいが、気持ちが侘しいので三鷹駅辺りのいかにもというやきとり屋でコップ酒とねぎまとレバーなど。なかなかな風情であったが煙で着ていたコートににおいがついたので、ホテルの部屋にあった緑茶の香りの消臭剤で熱心にシュッシュしたのは我ながらイヤなオヤジになったのか。三鷹といえば最近のA部さんのウェッブの書評に誘われて以下の本などを購入したっけ:

回想の太宰治 (講談社文芸文庫 つH 1)

回想の太宰治 (講談社文芸文庫 つH 1)

別冊太陽159 太宰治 (別冊太陽 日本のこころ 159)

別冊太陽159 太宰治 (別冊太陽 日本のこころ 159)

まさに太宰が飲んでいた界隈かも知れぬとかふと思ったり。国立方面の校正終了後、溜まっていた各種内外のジム仕事をいっきにこなす。その勢いで最近の小生の精神の荒廃を反映した研究室の散らかり方に嫌気がさして少々の整理整頓。かなりお陰でウツから解放される。明日は昼前に来て修論審査のために大部のものを読み始める必要がある。なにしろH比野さんが「教師生命を賭けて指導した」論文なので心して読まなくてはならない。まあ小生のほうは院生を持っていないのでその点は楽だが、卒論9本をどうにか水準以上にご指導申し上げたばかりで、中堅私大のゼミの運営についてもどうにかわかってきた感も。いやはや。

追記:研究室を出たのが23:00過ぎ。渋谷から急行に乗ったら代官山の手前で祐天寺で人身事故のため急停車。中目黒まで電車は行きそこであと1時間は事故処理で停車するとのアナウンス。うっかり通勤用の本を持ってこなかったので時間をもてあますと思い、中目黒で下車。駅付近の居酒屋で一杯。まずい酒と肴。それからタクって菊名まで。8千也。散財だ。拾ったタクシーの運転手、しゃべりだすととてつもないドンファンで、その赫々たる「戦果」を聞いて、なんともまあ、いやはや、ということで。

追記2:土曜は各種家事のために出かけるのは1時過ぎか。