鯖ティカル!

私のブログをご覧いただいていて、なぜか仕事の区切りが二つとも同期してしまった国立方面の方から、お誕生日おめでとうのメールをいただきうれしくなる。ほかにも件のWestminster校(冷汗!)出身の17世紀の詩人を勉強している方からも。どうもありがとうございます。外国に一人でいるとこういうメールがどうも心にしみたりするなあ。その国立方面の方は、小生が在ロンドン中は鯖の薫製を好むということから、小生の在外研究を「鯖ティカル」とそのメールでおっしゃる。あまりにも秀逸なのでBLのreading roomでうなり声を思わず上げてしまい周囲の顰蹙を買う(すいません)(この語源は筑波方面のYさんだそうだが)。しかし同じものばかり食べていると体に悪いし、ときにはアレルギーになってしまうこともあるみたいで(ある同僚はアメリカで毎日ミニキャベツ?を召し上がっていたらひどいアレルギーなってしまったそうである)ミニキャベツでそうならば(やばいこれもけっこう最近たべている)鯖ならもっとヤバそうなので、この前は鮭の薫製にしましたが、鮭ティカルといっても意味をなさない。

学部のソフィーさんのメールでは建物が手狭なためにhot-desk situationだそうである。たしかにソヌさんもそんなことを言っていたなあ。これではofficeどころではないみたいだ。1年間9:30の10分前からBLに並ぶことになるかもしれない。しかしUCLのITのアカウントを取るとロンドン大学の図書館のどこでもネットにつながるそうで、LSEの図書館がきれいですいているそうだから、そっちにもいくかなあ。

例のMacBookProの件、電源を入れても画面は真っ黒なままスリープ状態らしいのだが、素直にパスワードをキーボードで入力したらあっさり目が覚めるのではないかという甘い考えが浮かんでくる。帰宅したらやってみるか(でもだめだろうね)。

テレビのデジタル化はイギリスも一緒で4月18日からそうなりテレビが映らなくなる。大家さんのジョージナにメールをし相談をする。こちらではYou will have to re-tune云々とか言っているけれども意味がよくわからない。

昨日は誕生日だったけれども、この年齢になるとあまりうれしくないので、Tescoで買い物の帰りに近所のパブで一杯やっただけで、帰宅後は地味な和食のみ(週日は原則晩酌なし)。食後例の心理学の歴史の本を2章ほど。20世紀のアメリカの心理学(behaviourisim) がほとんど17世紀の心理学よりもナイーヴな事になっていることが活写されている。実際に日本の大学で人気の心理学科ってだいたいこの系統だろうし、そこの先生が精神分析を非科学的とかいってバカにするわけで。ただしcontrolと(self)regulationを旨とする心理学って世紀転換期のアメリカで生まれ第二次大戦後はneo-behaviourismとなって猖獗を極めたそうだが、その本では資本主義のことは言外なことになっている。まあ、ということで現在の日本のネオリベ状態ではイデオロギー的にフィットするのかもしれない。ちなみにこの本です:

Naming the Mind: How Psychology Found Its Language

Naming the Mind: How Psychology Found Its Language

とても啓蒙的な本だけれども、知らないこともあるなあ。もうすぐ読了。