a hot-desk situation

昨日Sophieからメールが来て月曜と火曜にofficeが使えるようにarrangeをしてくれたそうだ。多謝。本当にa hot-desk situationのようで月曜と火曜に別々の人とshareすることになるらしい。月曜の人は次の本の著者のよう：

Lacan: A Beginner's Guide (Oneworld Beginner's Guide)

火曜はSophieとshareするみたい。まあ時々コピーとかプリントアウトに行けば、あとはBLのreading roomで快適enoughであるけれども、毎週月火に行かないとofficeをあまり必要としていないと判断されるかもしれないので、ともかく毎週行くことにする。

同時に郵便物も研究所宛にできるようにしてくれる。これも多謝。Sophieのメールによると小生はUCLのPsychoanalytic Unitにも所属することになるようだ。ここのheadはつぎの本の著者：

Attachment Theory and Psychoanalysis

ほかにもいろいろと著作があるとても大物。また次の方もここのprofessorである：

Psychoanalysis and Feminism

文学研究のかたわらで精神分析をちょっと読んでましたみたいな人間がいてはいけない場所のような気がするが、まあ、メゲずに勉強することにしよう。ともかく凄いところに来てしまった。毎日いたら気が狂うかもしれないので、まあ週２くらいが刺激としてはちょうどいいかもしれない。

自宅フラットのテレビのほうは、Georginaが説明してくれたとおりにテレビの横のsilver boxとテレビを接続したりしたけれどもダメ。困った。まあBBCのニュースを朝晩観るくらいなのだが。これもどうにかなるだろうと楽観する。

思えばロンドンに来てから一度も外食をしていない。なんだか帰宅して料理をするのが楽しみになってきた。昨日は夏野菜をたくさんいれたシーフードカレーにした。日本にいると律儀にタマネギをきつね色になるまで炒めたりするのだが、さすがにそれほど暇ではないのでその点は手を抜くがなかなかのでき。前回の教訓から３人前程度にする。という次第で昨日の晩と今日の朝はカレー。こちらのタイ米はとても美味しい。ところが外食が来週はちょっと続きそう。週末はウルフ協会の院生さんたと夕食になりそうだし、月曜はSonuさんとlunch、火曜はGeorginaのパパのBobとlunchの予定。BobはUCLのかなりの大物教授だったみたいで今はprofessor emeritusなのだがofficeがあり週に２回程度はいらっしゃるようだ。

昨日読んだKarl Abrahamの'Origins and Growth of Object Love'（１９２４）はじつに豊かなテクストである。とくにpartial objectの話が刺激的。ただやはりフロイト的エディプス理論に準拠しているのでpartial love as a result of resignation of complete narcissismというような話になり、つまりcastration以前の失われた充溢みたいなものが想定されている。今日これから読む予定のMelanie Kleinの'Early Stages of the Oedipus Complex" (１９２７)ではこのエディプス的castrationが事実上想定されていないので、complete narcissimというような事後的に構築されるstage
は考えにくい。これとjouissanceとの関係というのはwell worth consideringである。まあともかくこの時期のfemale (homo)sexualityに関するpsychoanalytic discursive fieldsというものをある程度鮮明に頭に入れておく必要がある。基本的には歴史的な記述にしながら理論的な可能性を示唆するような仕事がこの時期のロンドンの精神分析について出来ればとか思う。このクラインの論文の出版された１９２７年はこの点でじつは複数の意味でcrucialなので、先走り本のタイトルは『１９２７年、精神分析のロンドン』とかにしようかと妄想する。こんなことを臆面もなく書いてしまうのは、どうやらこういうことを書いたり言ったりしていると実際にそのことが実現してしまう、そのような言葉のperformativeな力を過去にも実感したことがあるからで、実現すればいいなあと思う。

UCLの無線LANになぜか繋がらない。これは困った。