分裂的だなあ

ロンドンに来て1月、まずはEdward Albee論、つぎはBloomsbury's introduction of psychoanalysis、そしていまはRaymond Williams's reading of Lawrence(これは古ネタの英語へのリサイクルだけれども)という次第で、かなり分裂症気味の仕事の仕方だなあ、と思う。それも最初のは、Lacan=Zizek風、つぎはあくまで実証系、いまのは柄谷=ドゥルーズ的というわけで。日本で忙しくしている人がお読みになるときっとむっとされるだろうけれども、睡眠と食事以外の時間をすべて仕事につかえるというのはすごい体験(しかも独り身なので「はやく宿題をしなさい」みたいなことを言わなくてもいいし)。しかもいまはフラットにテレビがないのでずっと英語のペイパーを書いている。ということでいまの原稿は、昨日の晩からフラットで書いているが、けっこうはかどっている(いまはちょっと休憩でSenate Houseのreceptionあたりのソファーで。そういえばここに座っているとウルフ協会所属のこちらでPhDをやっている院生から「K野先生ですか?」と声をかけられた。いまや彼の方が有名で俺の時代は終わったのだと軽く嫉妬の情が...(笑))。院生とのイタリアンは今週の土曜日になった。それまでにはソウル方面作戦の原稿、かなりの程度仕上げていないといけない。ソウルのJamieさんからメールが来て、11日に到着後ソウル観光と夕食につきあってくれるとのこと。楽しみだ。あとProfessor Parkも夕食に参加とのこと。もちろん歓迎です。

ロンドンの天気は後戻り。やはり日本の11月という感じ。毎日朝は雨模様。それも悪くないけれどはやく6月のロンドンを楽しみたい。