最終目標地点に到着

今日は朝から雨だけれどもofficeに出勤。9:30から仕事をしていると10時過ぎにstudy leaveであったSophieさんが出勤。1ヶ月ぶりくらいのご無沙汰。彼女はPhDコースのadministratorであるが、自分のMA関連の試験があったとのこと。Winnicottを中心に勉強をしているそうである。こちらで読んだAdam PhillipのWinnicottの本が面白かったと申し上げると、それをかなり勉強したそうで、話が盛り上がる。またJamesがWinnicottを1920年代に分析をしていたことをご存じなかったので、その情報とか。20分くらいの会話で共通の精神分析系の知人の名前を何人か試しに挙げてみるが、こちらの考え過ぎかもしれないが、若干彼女の表情が微妙にそれに応じて変化するような印象。まあこの業界だからいろいろ複雑なpoliticsがあるのかもしれない。ちなみにこの研究所のheadはアンナ・フロイト派で、Juliet Mitchellはindependentだとこの前にDeeに教わったが。ちなみに小生のbossのSonuさんはフロイト系の精神分析には批判的である。ということでなかなか複雑なのかもしれないなあ。研究所のheadのPeterにあんな漫才をブログで書いていることが露見すると、小生の立場は一挙になくなるだろう(笑)。ちなみに話題の本はこれ:

Winnicott

Winnicott

20分程度の昼休みを除き、ときどきSophieさんとおしゃべりをしながら、16:00頃に原稿を最後まで書いてしまう。プリントアウトまでに3回の推敲を遂行した。まあ完成度は90%を超えるか。昨日までに書いた2,200 wordsの原稿をフラットで試しに寝る前と出勤前の朝に音読したらちょうど20分くらい。早めに読んだので実践的ではないかもしれないが、ともかく最後の話がこれでは入らないことがわかった。なので今日は午前中に原稿のスリム化をして、削った分のところにカラオケでいえばサビの部分を挿入。最後はAlix's attachment to Abraham and Kleinという一見したところ小さな問題がone important aspect of Bristish modernityと関連するというsuggestionを入れる。まあ上手くいったのではないか。archive的な成果も可能な限りいれてbossにアピール。というかロンドンでなくてはできない仕事をしているので、これは本質的な問題である。本番の約2週間前に原稿がいちおう出来上がったが、これから推敲に推敲を重ねて、また読みの練習も繰り返して、この作戦を成功裡に終了をして、その論文化の第一歩にしなくてはいけない。仮にいますぐ本番だと言われてもすでに臨戦状態であるようにはなった。いまのところ2,200 wordsだができれば100 words程度減らして、内容を濃密にし、かつ音読しやすい表現にするという、triple-bind的なmission impossibleをpossibleにしないといけないなあ。Deeがコメントをくれるそうなので、もう少ししたら見てもらうか。昨日のStephanieにプレゼンの練習に付き合ってもらうかは考慮中。

ロンドンの天気はひどい。月火は雨。昨日、行きつけのUCLの教員用のパブのお兄さんに「こんな天気夏に経験したことがある」と聞くと「生まれて初めて」というお答え。彼は20代半ばか。そしたら隣で仕事をしていた最近入った40くらいの未亡人風ないしは薄幸的シングルマザー系の女性(って勝手な想像だが)が「この前の冬よりもましよ」みたいな反応。彼はI won't complain any more because it doen't make any differenceということで、小生も愚痴はこぼすまい。この彼、小生の横浜の自宅の近所の行きつけのバーで10年前に働いていて懇意になったバーテンダーと酷似している。そのせいかなんだか軽口を叩き合うなかになった。このcommon roomで昨日くつろいでいたら、ねずみがいた。フラットにいたら困るなあ。