さらに文字数を削減

このように原稿を書いているときの悪い癖で、昨日から今日にかけて興奮して夜中に目が何度も覚める。寝る前にラフロイグのロックを飲みながら原稿を眺めていると、酩酊の効能か、表現、論理の展開に関して素面ではないようなひらめきがあるのは、いいことなのだろうなあ。酒の力を借りてということになるけれども。だが飲酒して原稿は書けない。あくまで推敲を遂行しているときのみにときどきspiritの力を感じることがある(泥酔ではだめだけれども)。初期フロイトもコカインの力に依存していたし(っていっしょにはならないが)。ともかく午前4時に突然にがっば!とベッドから飛び出し、原稿のある表現を変えたりするのもなんだか良いのか悪いのか。でもこういう感じでbreak throughが過去何度もあったし、夢の中で英語を書いていて、その表現を採用したこともある。

今日の水曜日も朝から雨。ところが午後から急に日が射す。天気がいくらなんでもJulyなのだから回復をしてもらいたい。

ということで今日は9:30からBL。2,200 wordsだといささか早めに読まなくてはならず、これでは本番で緊張などしたらプレゼン失敗が必至なので、当日余裕をもって読みたいので可能な限り字数を削減するように鋭意努力。ともかく口頭発表だし20分なのでlogicはstraightfordにする、反復はcrucially importantなところに限定、読みやすい言い回しにする、などの方針で作業をして、15:00すぎには1,950 words程度になる。だいぶスリムになりました。結構無駄なところがあるものだ。小生はやはり繰り返し、反復強迫系の人間なのだろう。まあ、分量はこの程度にしとこう。今日はoffice使用日ではないのでプリントアウトができないので、UCLのmain libraryで。初めてやるので戸惑っていたら、undergradute風のハンサムな青年が教えてくれる。ありがとう。わかれば簡単。これで今晩も練習をして、こんどは内容、音声の点でさらにテクストの質を向上させていこう。ああ、それと同時にこれまでメモした資料がWord fileのプリントアウトでA4で50枚くらいになっているので、そこからよりrelevantなところがあれば、引用を差し替えることもあり。かなり大切なところで数回もAlix's unpublished lettersが使えたのは、My project in London has improved a little bit furtherの証である。まあ、海外の学会って時間に鐘をならしたりしないので、数分の超過はありなのだろうが、自分としてはぴったり20分でプレゼンをしたいといういかにも日本人的な律儀という潔癖というか。

昨日Sophieさんからメールが来て精神分析の勉強のプログラム@UCLを日本で宣伝してね、というご依頼。つぎのサイトに訪れてください:

http://www.ucl.ac.uk/psychoanalysis/courses/theory-msc/prospective.htm

ロンドンはともかく精神分析的都市で、英語で精神分析を勉強するのならば、超おすすめの場所である。このブログをご覧で関心のある方はぜひぜひ。これはDeeにこの前に薦められたプログラムではないかなあ。日本に帰るとどうせ多忙にまぎれてprojectがぐちゃぐちゃになりそうなので、仕事の方向性がぶれないように、じつはSonuさんの研究所でPhDをやるなんて考えも最近の妄想に。そうなれば日本に埋没してまた同じようになってしまうことにはならないだろう。もう50を過ぎた小生には、実働時間が残り少ないのだから仕事の本筋を見失ってはいけない。これはちょっと真面目な妄想。

南部的瞬間系@国立のOさんからメールで、8月の末にロンドンにお越しの由。お目にかかれるのが楽しみ。ぜひパブ飯しましょう。