いよいよ実戦前夜

月曜の夜に着きその晩は飲酒の後に熟睡。火曜は朝から雨が。小生、ロンドン以来、雨男かと一瞬思ったが10:00には晴れ。その代わりに日本並みの湿度と温度。北米大陸東部の夏は20年前のボストン滞在で知っていたが。それにしても特別の暑さのよう。例によってあっぱれ歩兵根性でモントリオールを歩き回る。なんの準備もないまま来たので、ホテルのレセプションでtourist mapをもらい見所を聞いてそのまま歩く。その地図の枠内はほぼ歩いたのではないか。建築はこれもやはり北米風なわけで見るべきところはほとんどない。ロンドンを歩いているとしばしば建築に目がとまり歩みをとめて写真を撮るが、それはほとんどなし。ただMcGill Universityの裏がhill(日本語でいえばほとんど山)になっていてその頂上からの眺めはかなり。モントリオールを一望できる。10:00から16:00まで水分補給をしながらほとんど休みなしの強行軍。とても人前に行けないような汗なので、いったんホテルでシャワーの後、夕刻からパネルの打ち合わせ。downtownのパブ風のところをはしご。小生は原稿ができているのでよくも悪くも開く直っているが、若いPhDの諸君はホテルでまだ準備とか言っている。ボスのSonuさんからは時間を守るようにとの指示。酒に弱くなりかなり酩酊してホテルに帰りそのままシャワーのあと爆睡。

今日の水曜は学会初日。昼に会場のDawson Collegeでregistration。15:00からセッション。17:00からreception。ほかのPhDの諸君はホテルで頑張っているのか欠席。小生とSonuさんだけ。receptionの会場でめずらしくSonuさんはワインに手を付けずにお茶を飲んでいる。しばらくしたらescapeしようぜとおっしゃるので、会場を抜けてタクシーでSonuさんがリサーチのsea food restrauntへ。Sonuさんが言うには、receptionでプラスティックのフォークとナイフを見て、学生じゃないんだし良い大人がこんなものを食べるなんてstupidだとのこと。完全に人生観が小生と一致している。小生もゼミ飲みのときには食事に手を付けない。件のsea food restraunt、食事もワイン(アルザス)も絶品。sea foodとアルザスとがこんなに合うとは知らなかった。感動してワインの写真を撮る。さすがボスはワインにかなり元手をかけているのがわかる。選んだワインがはずれない。こういう友人は貴重だ。しばらく仕事関係の話とばか話。ボスのSonuさんから読み原稿についてwell doneとのゴーサインが出たのでちょっと安心。やはりプロなので1924年当時のKarl Abrahamの重要性が十分に従来指摘されていないことは先刻ご承知である。モントリオール欠席のDeeからも応援メールが来たし、いよいよ実戦前夜、いまのところ問題なし。ただ会場が広くて質問をマイクなしで後ろからもごもごされたら聞こえない可能性もある。

そういえば学会のリンクとかプログラムをコピペしていませんでした。今日は疲れたので明日します。