西部戦線、東部戦線、アフリカ戦線

OxfordのCampion Hallでは1宿3飯のご厄介に。いわゆるcollege lifeの一端を経験。もう一度在外があればこれもいいかなあとか(60前のいい年で独り身で自炊というのはわびしいという理由からも、食事の時の会話も楽しかったし)。ここのMasterと夕食後に話をしたときも、朝食後にご挨拶した時も、いつでも歓迎すると言われたが、確実に社交辞令だろうなあ(collegeのdinnerでは5分に1回はシェイクスピアから引用をしないといけないと思っていた、などとギャグを申し上げたら、ここはそんなにformalなところではないと笑われた)。まあコネはなんとなくロンドンでもあるので可能な妄想ではある。もちろん滞在しているfellowたちのgender, ethnicityは多様。とくにベトナム系米国人の方と一番good talkをしたなあ。彼は5カ国語を操るそうだ。それに人柄の良さがとても印象的(彼もJesuitだそうだ)。ここはイエズス会系のHallなので全体にカトリック修道院そのものという感じ。壁の絵画、廊下のマリア像、教会風のお香のような芳香も漂う。夜は部屋の磔刑像に戦慄してあまり眠れず(神秘的な体験はなかったけれども)。ともかくK先生に深謝。昼前までK先生といろいろとお話した後で、ちょっと観光とか思ったけれども、天気が急に悪くなってきたのと、いろいろと仕事メールが来て今後の戦線の拡大が確実になってきたので、精神的な落ち着きをかなり失いロンドン・パディントンへ(みんなバスを使い電車の人などいないそうだ)。ロンドンは雨。しかたなくタクシーで自宅まで(10ポンド程度)。空腹なのでまた野菜と鶏の煮物と白ワイン(20ポンド程度のPouilly-Fumé 、美味なり)。その後は爆睡。昨夜はちょっと睡眠不足。国立方面から失念していた(失念もされていた)仕事メールが突如。慌てる。さらに戦線拡大になるので。9月、10月は西部戦線関係のプロジェクトを一時中断しないといけない(DeeはJuliet Mitchellゼミでの仕事とthe Stracehysプロジェクトのリンクを正しく言っていたが、その可能性も探ろう)。国立方面のお仕事、お引き受けする。なんだか「国立維新の会」がとても必要だから(笑)。