あまりにもいい天気なので

仕事がいくつも重なっているので土日返上で仕事のはずだが、この週末のロンドンは高気圧に覆われ晴天が続くとのこと。10時まであった日が最近では9時になり、9月になれば夏がすぐに終わってしまうことがわかっているので、この土日はロンドンを歩き回ることにする(夏を本格的に楽しめる最後のチャンスというわけではないだろうけれど)。まあ公園で亀の甲羅干しのように裸になって寝るまではいかないが、夏の日差しの貴重さはわかっているので。本日土曜日は朝から雲一つない快晴(28度くらいでこちらではa very warm dayということになる)。今日のコースは、Bloomsbury→Soho→Mayfair→Hyde Park→Knightsbridge→Chelseaのコースで帰りも基本的に一緒。計5時間の行軍。さすがに疲れた。Chelseaはとても住むことができない高級住宅地であるが、10年前に住んでいたHampsteadといっしょでなんとなく馴染んでしまう場所。Mayfairあたりだとなんだか落ち着かない。

さて、このChelseaのかなりposhなstreetを歩いていると、やはり端から見ても馴染んでいるのか、2回道を聞かれる(笑)。当然、I'm a stranger here... sorry...ということになるが。また歩いていると後ろにひとがいる気配がするので振り返ると、ターバンを巻いたたぶんインド系のとても美形の青年が声をかけてくる。身なりも容姿も地元風。以下、そのときのやり取りを:

青年:You're a very lucky man.
小生:What do you mean?
青年:A very good thing will happen to you next month.
小生:How do you know?
青年:I'm a fortune-teller, so are you interested...?
小生:Oh, no I'm not...sorry...good bye.

こういう魂胆であったのか。でもとてもとても美形で目がきれいな青年で、まあ身体的な危害を加えられないのならば、1時間くらい話を聞いて100ポンドくらい請求されてもいいかなあと一瞬思ったがやめておいた。ただなんだか目がとても正直な感じだったのだけれども。しかし、まあなんというかオリエンタリスト的クイアおやじの気まぐれはろくなことにならないだろう。でもしかし独特の感じがあって、もしかしたら占いとてもあたるかもしれないみたいなオーラはあったよな。ちょっとぞくぞくしました。

来週は国立方面からお客さんが続々。南部的瞬間さんご夫妻、他者の自伝さんとお友達のグラントさんご夫妻@Kentとご同僚のYさん、また他者の自伝さんの元学生さんでいまこちらでPhDをなさっているUさんとかと会食の予定。グラントさんの国立でのお話を聞けなかったのでお目にかかれるのが楽しみ。フロイトを書き直すファノンに回帰する不気味なフロイトというようなお話だったようである。ご単著もアマゾンで購入したのでイントロくらいは読んでおこう。

フラットでのネットの接続、mobile wi-fiのThree.co.ukなる会社のdongleを使用している訳だが、creditをそろそろ購入しようかとネットでカード決済にしようとしたら、UK addressにregisterしたcredit cardでないとだめだとわかる。めんどくさい。オリンピックのチケットもそうだったが、無視してクリックしたらあっさり決済ができたのだが(やはりこちらでの報道の通りにsecurityが甘かったのか)。また近所のTotenham Court RoadのPC Worldあたりでvoucherを直接買わなければいけない。まあイギリスの銀行に口座を持っていればいいのだが、その必要がぜんぜんないので今回はつくっていない。City Bankから家賃は簡単に海外送金できるしcheckも使わないし。まあこれくらいは仕方ないだろう。