wet, windy, and cold London

今日もBLにて仕事。RWのThe Politics of Modernismを久しぶりに再読。最先端のモダニズムからしても本質的な視点はすべて出ているのではないか、しかもより先鋭かつ鋭利に。今風のモダニズム論、なんだか小粒でどこかクイア風に「攪乱」「転覆」系の読解が多いのだが、いま一度RWに帰る必要があるなあ。特にロマン派との連続性、美学=政治学の問題に関しては最近のモダニズム論、小粒か寡黙かみたいなスタンスだと思う。第二次ブルジョワ(文化)革命としてのモダニズムという視点は忘れがちであるが貴重である。また、とても「おいしい」フレーズも発見する。来年度ピンチヒッター的に出講する某大学院のゼミで「モダニズム論」を依頼されたので、まずはこのRWのテクストを読んでから今風のに移行しようかと思う。

Deeとのメールのやり取りで、ジャックリン・ロウズのreading groupに参加するかもしれない方向になっている。まあ、折角ロンドンにいるのだから、これもありですよね。空きがあるかどうかの問題もあるらしいのだが。準備は大変そうだが。かなり緊張。

話は変わるが最近局所的に話題になっているFacebookであるが「遠藤不比人ゼミ」というのをたったいま見つけた。吉祥寺の学生が作ったのだろうか?中身にはアクセスできない。きっと内部では小生にたいする罵詈雑言の嵐だったりして(笑)。この名前、世界で小生だけに該当するはずなのだが、別人がいるのかもしれないが。

ロンドンはここ数日、タイトルのような天候。もう完全に冬である。