マニフェスト@蟄居

月末締め切りのより大きな仕事を本日から開始。最長40枚までOKだそうだが、木曜の段階で10枚弱。これは前置きの部分なので長めだが、ご注文として英米文学の作品の分析を具体的に披露するのだが、それ以前にどうしてそのような分析の方法(approach)が「いま」なぜ必要なのか、という点について鮮明に「マニフェスト」しないといけないので、どうしてもそれくらいの長さになってしまう。見本で送ってもらったファイルが非常に参考になる。まあ、とくに小生の前著の「あとがき」(前半)の問題意識を前提に、ある章を学部学生でもわかるように書き直すという形(ということで拙著の宣伝になるなあ、じつは再版をめざしているので)。ともかく「いまなんで英文科?または英米文学?」という疑問にきちんと答えなくてはいけないという歴史意識を執筆者全員が強く共有している(小生以外はマジで甚だ豪華な布陣)。来年度ピンチヒッター的に某所の大学院と学部の2コマ出講となったので、学部の授業のほうの教科書に使用したいのだが、4月刊行に間に合うのか。吉祥寺のゼミでも使えるかもしれない。また大学院では「イギリス・モダニズム」論をやる予定で、前期にRWとJamesonのモダニズム論を読むことにしたから、それと平行して「モダニズム」の正典化と「冷戦イデオロギー」というような話はどうしても小生の講義の盲点となるので、院生にも参考文献としてこの本を買ってもらうことにしよう。このお仕事できれば金土で終わらせたい。金曜が勝負だなあ。

小生ものを書くとき、髪をかきむしったり、咳き込んだり、うなったり(笑)、とか古典的な日本の文士のような有様(着物を着ていません)なので(笑)、仕事場はBLでなく自宅フラットにて蟄居ということにする。これって、生活の時間が乱れるので良くないのだが、仕方なし。

来週からSonuゼミとJuliet Mitchellゼミのreading groupが始まるので、ちょっとかなり忙しいことに。DeeからJacqueline Rose主催のdiscussion groupの案内も来た。これは1月、3月、5月(はもう帰国)という頻度。なにやらpaperを読むことがあるので、調子に乗って引き受ける可能性もあり。しかし、まあ、研究休暇って、ぜんぜん休暇にならずに、仕事が立続きにあってマジで大変だよなあ(そういえば11月の後半から3週間程度は卒論のネット添削もあるし)。今年度の仕事量で疲労困憊が確実ですので、来年度をほんとうの「研究休暇」にしてもいいですか?って吉祥寺で殺されそうな発言をしてしまった。