いやはや慌ただし

10月から11月の過酷な日程をどうにか乗り切り11月の前半はかなりぐだぐだになっていたが、在外の最終部分を占めるセミナーとかコンファランスの準備をそろそろ始める。Deeとも相談をし、reading listも原則決める。そんななかRWのBorder Countryを再読終了。最後の方は号泣といよりはしめじみ。やはり論文で分析をできる言葉ではないなあ。ただDanielの示唆は鋭くて、たしかにMatthew/Willが奥さんに述懐する言葉などはsuggest a lotである。またそんななかSonuゼミのイヴェントが続き皆勤(ただ疲れて月曜のFreud Museumのイヴェントのほうはずる休みしてしまった。やはり年齢(とし)であるなあ)。ここしばらくはFreud's Femininityということを語るつめがあまいのでThree Essays on Sexualityを標準版で再読するなど理論的な基盤を再構築したあとで、Alixがらみのarchiveを攻めるという方向だなあ。ともかくゴールが見えてきたが、これでは疲労困憊をして4月に帰国ということになるなあ。そう思うと憂鬱である。しかし円高傾向で個人的には腹が立つ。また衆院選を控えた日本の政治の茶番にほとんど絶望の寸前。なんという選択肢の野蛮と貧困。困ったものでだが、希望は持とう。