今週もがっつり週末

すこしばかり鬱気味の感じもあるので土日は思い切り今週も週末モードに。やはり4月から気合いを入れすぎていたのかなあ。土曜日は生憎の冷たい雨の日なので蟄居系でゼミの学生の卒論の添削などなど。去年の段階からかなり書式についてやかましく指導していたのでその点はわかっているようだ。今の段階で送ってくる学生はきちんとした議論をしている。これからがこの添削が大変になる。在外なので卒論指導をすべて放棄という考え方もあるが、そうもいかないのが人生でして。けっこう冷徹系の教員が多い職場@吉祥寺で、小生は温情系のようである。このネオリベ的な環境で悪戦苦闘する若い学生にたいして「自己責任」とかいう言葉を使用してしまう感情構造が教員側にもあることに心を痛めることもなくはない。日曜日は運動不足解消のためにロンドンを歩き回り、例のJapan Centreでお買い物。どこかのバカが「永谷園お茶づけ海苔」を買い占めやがって、一瞬殺意を催す。バカやろう!!

今後の仕事の調整などに関してDeeから長文のメール。彼女は一時ジャーナリズムにいたせいか英語の表現がふるっている。ときどきメールでもイディオムがわからずに『リーダーズ英和辞典』を引いてしまうが(笑)。とても水準の高いPhDを書いているのだがいろいろと苦労もある模様。だがSonuさんとMitchell先生のおかげでだいぶ気が楽になっている由。やはり一流の学者は一流の先生である場合が多いなあ。これは大学の研究と教育を考えるうえで大事なことである。まずは教員が一流の仕事をしていないと、きちんとした教育はできないはず。

ロンドンは完全にクリスマス・モード。イルミネーションが美しい。来週はSonuゼミ、イヴェントが火と土にある。

追伸:どうも鬱気味なのでちょっと飲酒を、と思い立ち、フラットの前のコンビニ@Marchmont StreetでJamesonを購入すると、店員のパキスタン系のお兄さんからからかわれる。彼は宗教上飲酒をしないので、ウイスキーのボトルを買う小生の姿が面白いらしい。彼の中では小生はMr Jamesonなんだそうである。なるほど。他の買い物をするときにも、今日はJamesonは良いのか?と聞いてくるのはご愛嬌だなあ。Bloomsburyのこのような空気、とても住み心地が良い。