そんななか展望が

イライラ系のことが続く中、ロンドン方面作戦の展望が展ける(同語反復)ような気がして来た。結局は、この作戦の目標は2冊目のネタを手にすることになり、当初の目的の海外雑誌への投稿用英語論文の基本的な脱稿という展開ではなくなってきたが、まあこの流れも悪くはない。そのもっと細かいところは「つぶやき」のほうで言ってしまったが、すでに5つの章のネタは確保したことになる。前も言ったが、7月のMontreal、10月のLondon、11月のWalesのプレゼンが連動したことになる。1月の半ばのMadridでのプレゼンは、Freud and the Ethics of Failureという題目にし1冊目からの切り出しと思っていたが、ここ数週間での仕事から同じ題目で10月のJuliet Mitchellゼミでのプレゼンと11月のWales方面作戦の合体で行けるかもしれない(というか行くしかなし)。

こんな風に仕事のネタを用意周到に準備していないと、帰国後の仕事場の環境からいって、2冊目など夢のまた夢となる。ローテーションを無視して重い仕事を予想外に課される環境では、研究者としての自分を守るため細心の注意が必要だ。「いいひとキャラ」で帰国後に忙殺されてその後にろくな仕事がないでは、生きている意味がない。

クリスマス・イヴのエントリーとなったが、こちらでこの時期に独り身の小生はいろいろと同情されて、Fuhito, how will you spend Christmas? と気をつかわれることがたびたび。それでボスのSonuさんからは、How about drinking next next Friday? とお誘いがあり、それが2日前の金曜日。ボスは基本的には寡黙なタイプで、言葉数が少なく、少々ボソボソ系の喋り方。この短いお誘いの言葉で小生はどこかのパブで飲むのかなあ、漠然と思っていたのが間違いの元だった。前日にメールが来て、細かい道順のinstructionがある。それはHampstead Heath近くの話で、そのなかにパブの名前がある。そして完全に誤読してしまった。メールではそのパブの先にあるSonuさんのFlatへの道案内であったのだが、てっきりそのパブで飲むのだと勘違いをした小生はそこで4時間待って待ち人来らずで自宅に帰りメールを再読して間違いに気がつくことに。ひどい間違い。これではSonuさんのパートナーにも迷惑だ。速攻でお詫びメールをするが、New Years' eveにもお誘いがあるので、ほっとする。

日曜日の晩はDeeのお誘いで、St Bride's ChurchでのCarolsに出かける。運動不足気味なのでBrunswick CentreからFleet Streetの東の端まで徒歩で。彼女のかつてのofficeがすぐ近くにあったとのこと。フリーランスもやっていたそうで、アマゾンで調べると共著があった。小生、祖母がクリスチャンであったので幼少期に経験があるが、それこそ40年ぶり。very impressive。一種bracingな感じである。その後はCovent GardenのMexicanでCorona beerを飲みながら、精神分析系の雑談。いろいろとStrachey関連の情報をもらう。お世話になっているので、a token of my gratitudeとしてごちそうをする。帰りも徒歩。11時すぎていたので念のため大通りを選ぶ。